『教育担当師長の研修日誌』シリーズ「ジェネラリストナース研修:誤嚥予防」『教育担当師長の研修日誌』シリーズ「ジェネラリストナース研修:誤嚥予防」

京なーすちゃん

『教育担当師長の研修日誌』シリーズ「ジェネラリストナース研修:誤嚥予防」

2010.02.25

こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。
 
今回は、研修日誌シリーズです。
 
   
このシリーズで、何度か御紹介しているジェネラリストナース研修も、残すは2回となりました。
 
最後から2回目は、誤嚥予防についてです。
  学習会を担うのは、看護部の摂食嚥下・口腔ケアチームです。
  このチームは看護師だけでなく、摂食嚥下リハビリのプロである言語聴覚療法士(ST)や、入院食の献立を作成する栄養士の方が、チーム員として参加しています。そのため、院内で誤嚥や窒息を起こした事例をしっかりと振り返り、食事形態の改善に努めてきています。その努力により、年々窒息事例は減少してきているようです。
   
  今回の学習会の内容は、誤嚥のメカニズムを理解することです。講師に、医師を招き嚥下造影のビデオを見ながら誤嚥の瞬間を説明していただくというものでした。
  嚥下造影とは、食べ物(検査の時はバリウムを飲む)を飲み込む瞬間を、レントゲンで写して、間違って肺の方に入っていないかを確認する検査です。これにより患者様がむせずに誤嚥を起こしていてもわかるのです。誤嚥を起こしていれば、どのような食事形態であれば、食べられるのかなどを考えていくのです。時には、口からの食事摂取は無理だという、つらい判断をしなくてはいけないこともあるのです。
 
  参加者はビデオを見て、誤嚥の瞬間を理解し、改めて日常的にしている食事介助の怖さ・大切さを学んだようです。
  この学びをすぐに実践に移していってもらえることでしょう。
 
 
 
 
“こころ”

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