こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。
今回は、『にちゅ~なひとびとの出来事』シリーズです。
お話しいただくのは、来年度看護学生の実習指導者になるため、今年度、近畿高等看護専門学校(民医連の看護学校です)が開催する「実習指導者養成講座」に参加されていた中堅看護師の“フジフジ”さんです。
お題は「実習指導者養成講座に参加して」で、話していただきました。
どうぞ、お願いします(^o^)/
はじめまして
看護師を目指す皆さんにとってドキドキワクワクの大イベントに「実習」があるのではないでしょうか?
『実習!』
噂によると「記録が多くて眠れない」とか「指導者が怖い」とか・・・でも、「患者さんと直接触れ合えて楽しい」とか・・・
いい噂も悪い噂もいっぱいあって…でも、なんだか基本的には不安もいっぱい!
ということで、今回は実習を担当する看護師=指導者についてちょっとお話をさせていただきます。
指導者は当たり前なのですが、「指導者」という名前はついていますが「指導」のプロではありません。(学生さんからするとちょっと目からウロコかな?)看護のプロではありますが、学校の先生ではないので「指導」や「教育」は専門外なのです。
そこで、そこで、必要なのが「実習指導者養成講座」です。
私は今年この「実習指導者養成講座」に参加させてもらいました!この講座では学生さんに実習で学んでもらいたいことをみんなで考えて「実習指導案」という実習の計画書を作ります。この指導案はもちろん1年生と2年生でも違うし、同じ実習でもAさんとBさんでも違うものなんです!
でも、計画の根本はみんな一緒で「学生さんに学んでほしいこと」です!そこから、授業の進み具合、学生さんの性格などを考えて作るのです。つまり、5人学生さんがいたら5通りの指導案が必要ってわけなんです!ちょっとびっくり!?w(‘0’)w
もちろん指導案を作るためには学生さんのことを知らないといけないので、学生さんが成長してきている社会情勢や生活環境なんてもの勉強しました!
指導者をするのは基本的に中堅と呼ばれる4年目以上の看護師になります。たった4年されど4年・・・けっこう勝手なもので自分が学生のころどんな学生でどんなことに悩んでいたかなんて忘れてしまってるモノなんです。それに、看護師を一生懸命やってるうちに自分に課すハードルがだんだん高くなって、気づけば他人へのハードルも高くなってて、後輩に「なんでこんなこともわかんないのっ!」なんて言ってしまったりしちゃってたり・・・。(>m<;)でも、この講習を受けることで自分の学生時代を振り返ったりして、学生さんは学生さんなりの、新卒看護師は新卒なりの、もちろん中堅は中堅なりの学習課題があるものなのだなぁっと感じました。
こんな風に、学生さんを指導する勉強をしながらも自分の初心を振り返る機会にもなったりと、学ぶことの多い「実習指導者養成講座」ですが、昨年の12月で終了になりました。
私も来年度からは指導者をする予定なので、この学びをいかして学生さんと一緒にいい実習をできたならいいなって思ってます☆
どうでしたか?“フジフジ”さんの意欲が伝わってきましたね。
養成講座の最終回は、自己の看護・指導観を発表するのですが、教育担当師長としても聞いておかなければ!!と思い、参加してきました。
“フジフジ”さん、とても考えられた指導・看護観を発表されていました。とても、頼りになります。頑張ってほしいものです。
では。
“こころ”