急性期一般病棟のキラッと看護(ケア)をご紹介します。
難病で入院されていた患者さんが、徐々に病状が進行し呼吸苦が増強されていました。
人工呼吸器は装着しないと意思表示をされていたため対症療法を行っていましたが、呼吸苦に対する頻回な不安の表出がありました。
そこで、看護師、医師、リハビリスタッフでカンファレンスを行い、どのようにすれば呼吸苦や不安が軽減するのか考えケアしました。
緩和ケア病棟の医師にも相談し、呼吸苦が軽減し入眠を図ることができる内服薬について相談しました。
また、少しでも不安が軽減できるように、普段在宅で使っていた加湿器を持ってきてもらい病院でも使用したり、呼吸苦が強い時はそばに寄り添い不安な思いを傾聴しタッチングを行いました。
それらの対応により、入院時は呼吸苦があるため混乱したご様子だったのが、退院する頃には呼吸苦が軽減されて笑顔もみられるようになっていました。
症状が進行していく疾患のため、どのように関われば安楽に入院生活を送ってもらえるのか迷う事例でしたが、多職種で話し合い関わっていくことで少しでも良い看護に繋げることが出来たのではないかと思います。
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