『教育担当師長の研修日誌』シリーズ「新入職員技術研修②」『教育担当師長の研修日誌』シリーズ「新入職員技術研修②」

京なーすちゃん

『教育担当師長の研修日誌』シリーズ「新入職員技術研修②」

2010.04.19

こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。
  
本日は前回お知らせしていました新入職員技術研修の様子をご紹介いたします。
この日は1日かけて看護技術研修となりました。
その内容は、①転倒転落予防②BLS③移乗動作④電子カルテ操作です。
本日はその中の①と②をご紹介します。
  
新入職員は、この日から部署への配属となります。そのため、朝初めて当院の看護師のユニフォームに身を通し、部署へ出かけ、挨拶をしました。その後、すぐに研修場所へ出かけるのです。研修場所に集まってきた研修生の顔を見ると、みんなはじめての部署配属とあいさつで緊張した面持ちでした。
でも、研修場所へきてやっと緊張がほぐれて、笑顔が見られました。
  
で、一番最初は、転倒転落予防です。当院では、入院時を含め定期的に転倒転落のリスクアセスメントを行っています。そのため、この研修ではその流れを覚えてもらいました。また、転倒しやすい患者様の特徴や、時間帯、シチュエーション等の講義も行いました。そして、最後はグループワークです。事例を基に、グループに分かれ、転倒予防策を検討してもらいました。この研修は新人リハスタッフにも参加してもらっていたので、職種を越えて色々な意見を出し合い、学んでもらいました。
この研修の講義は、医療安全推進者である病棟の中堅スタッフに依頼していました。この中堅スタッフは昨年度もこの講義をしていただいていたため、今年はなれたもので、とても上手に講義をしていただき、わかりやすく、依頼したほうとしても安心して聞いていることができていました。どんどん中堅スタッフが育ってきていることに、“こころ”はとてもうれしさを感じるひとときでした。

さて、午前中2つもの講義はBLSです。つまり、意識のない人や心肺停止の人に行う最初の初期対応のことです。
この講義は院内のACLSチームに依頼し、3名の講師に来て頂き、人形を3体使用して行いました。実際に場面設定をし、人形に話しかけ、心臓マッサージや人工呼吸をこないました。研修生ははじめはそのロールプレイに恥ずかしい様子でしたが、だんだん慣れて来ると、真剣なまなざしで、看護師として倒れている人が入れば傍に駆けつけられる人になれるよう学習していました。まだまだ、一回の演習では身につきませんが、何度も経験し学習を積みかさね頑張っていってもらいたいものです。
  
というような感じで、午前中は終了しました。
午後の講義については次回ご紹介いたします。
  
では。
“こころ”

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