こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。
今回も、研修日誌シリーズです。
ご紹介するのはEBナーシング研修の第3回目排尿障害ケアについてです。
この研修では、教育委員で病棟の副主任である看護師の方に講師をしてもらい開催しました。
内容的には、私の裏の顔である皮膚・排泄ケア認定看護師の専門領域でもあるので、アドバイザー的な役割で私は参加しました。
病棟では常に排尿障害を抱えている患者様に関わります。
でも、排尿障害を持っているのは、何も病院に入院している患者様だけではありません。今この文章を読んでいる人の中にも、おられるはずです。
たとえば、頻回に尿意を感じてトイレに行ってばかりいる人・・・、これは過活動膀胱という症状かもしれません。人間も加齢とともに膀胱が敏感になり少し尿が溜まっただけでもおしっこを我慢しにくくなるのです。
たとえば、お腹に力を入れた時に少し尿が漏れてしまう人・・・、これは腹圧性尿失禁と言って、子供を産んだ女性などに多く見られます。
でも、失禁も気の持ちようです。これ自体が何か体に悪さをするかと言えば、そうではありません。精神的な問題の方が多いのです。そこにケア介入をしなければならないという奥深さが排尿ケアにはあるのです。
ちょっと話が長くなりましたが、このような講義をしてもらい、最後は事例についてグループワークをして、学んだことを活用し、看護ケアを考えてもらいました。
明日からの病棟でのケアに、活かしていけそうです。
EBナーシング研修は4回シリーズであり、残すは呼吸器ケアのみです。
また、ご紹介いたしますね。
では、また。
“こころ”。