『教育担当師長の研修日誌』 連載③「緩和ケア研修」
2009.08.04
こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。
本日は、連載第3回目となります。
お題は、「緩和ケア研修」です。
当院では、今年度からジェネラリストナース(色々な疾患の患者を幅広く見ることができる看護師のこと)を育成する目的で、ジェネラリストナース研修を立ち上げました。この研修には2段階があります。1段階目のstepⅠでは緩和・褥瘡・リハビリ・認知症・嚥下について基礎的知識の獲得を目的に、stepⅡでは緩和・褥瘡・認知症・嚥下・在宅連携について少し基礎よりも難しい知識の獲得を目的としています。この研修を通して、病棟の看護の質を向上させたいと思っています。
で、先日、stepⅡの「緩和ケア:3大合併症のコントロール」が、開催されました。
院内の緩和ケアチームに所属する看護師が講師となり、講義を行いました。
研修の中では、各病棟で行っている緩和ケアの内容などを、参加者と交流しながら、学びを深めることが出来ました。まだまだ、一般病棟では緩和ケアが充実しているとは言えない状況ですが、少しずつ知識を付け、実践し、患者様に良い看護ができればと思う日々です。
この研修が開催されたこと自体が、“こころ”としてはうれしいことですが、今回の研修ではもう一つうれしいことがありました。それは、緩和ケアチームに所属する中堅看護師が、2名講師として頑張ってくれたことです。中堅とはいえ、みんなの前で講義をする機会は多くはありません。そのため、とても緊張した表情でしたが、うまく話しながら、参加者へ質問もして、会場とのやり取りもしながら、頑張ってくれました。この経験が彼女たちの自己成長にも繋がると思うと、うれしく思います。
ちなみに、このジェネラリストナース研修では、参加カードがあり、それぞれの研修に全て参加すると修了書を渡す予定です。参加カードには一つ一つ違う動物や昆虫のイラストがプリントされているので、所有欲にもつながり、研修への参加率が上がるのではないかと期待しています。もちろん、この研修では、かわいい参加カードが取りあい!でした!?
以上で、今回はおわりです。
“こころ”