初期研修日記①
2008.12.16
はじめまして、回復期病棟で働く2年目看護師です。最近、卒後2年目研修で「事例」をまとめました。その内容を少し紹介したいと思います。
今回受けもらせていただいた患者さんは、心原性脳梗塞で入院された方です。入院当初は覚醒に波があり、車いす移乗を行うだけでも2人介助が必要でした。そんな患者さんから「トイレに行きたい」と訴えがあり、ポータブルトイレに座ると排尿がありました。また、「トイレでできたら良いですよね」と意欲的な言葉も聞かれ、トイレに座り排泄を行いたいという欲求があるのだと考えました。このことから、排泄援助に取り組み、患者さんとの関わりを通し、出来ることに目を向け、その能力を活用した排泄援助を実践していきました。その結果、日中の失禁が軽減し、ポータブルトイレで排泄ができるようになりました。
今回の事例を通し、患者さんの持つあらゆる可能性や「出来る」事に目を向けることが大切であると学ぶことが出来ました。この事例での学びを今後に生かせるように、日々、努力していきたいと思っています。