あすかい病院看護部では、卒後1〜3年目の各研修の最後の課題として、毎年看護観をまとめてもらいます。
自己の看護観をまとめることで、1年間実践してきた看護を振り返り、自己の成長を確認することができるとともに、次年度への課題も見出すことができます。
今回は、急性期一般病棟:3年目看護師の看護観の一部をご紹介します。
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私は、患者の求める看護を自分で決めつけずに看護を提供することを大切にしようと思い、日々の業務に取り組んできた。
3年間を通して様々な患者に出会い、様々な経験をすることができた。その中で、看護を提供する上で患者が求める看護を自分で決めつけてしまわないことが大切であるという考えに変わりはない。
民医連の看護の3つの視点の一つに「患者の立場に立つ」ということが掲げられている。また、ヴァージニア・ヘンダーソンは、基本的看護の構成要素の14項目のうちの一つに「患者が他者に意思を伝達し、自分の欲求や気持ちを表現するのを助ける」ことを挙げている。つまり、患者・家族が自身の欲求や気持ちを表現できるよう支援することは看護師の基本的な役割であり、そのためには患者・家族が自分の意見を出しやすい環境を整えることはもちろんのこと、看護師が患者・家族の立場に立って考えることで、患者の意見の表出を促しやすくすることができると考える。
様々な事例を通して、私は患者・家族の立場に立てていなかったことこともあることを自覚し、これからも患者・家族の求める看護を自分で決めつけない上で、患者・家族の立場に立って考えることを大切にしていきたいと考える。
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どうでしたでしょうか?
3年間の成長を感じることができますね。
看護観は人それぞれです。私もこの看護観から学ぶことができました。
まとめお疲れさまでした。
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