あすかい病院看護部では、卒後1〜3年目の各研修の最後の課題として、毎年看護観をまとめてもらいます。
自己の看護観をまとめることで、1年間実践してきた看護を振り返り、自己の成長を確認することができるとともに、次年度への課題も見出すことができます。
今回は、回復期リハビリテーション病棟:2年目看護師の看護観の一部をご紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私が大切にしているのは『患者さん自身が主体となった看護』である。
ケアの押し付けをしていないか、「患者さんのなりたい自分」に近づけているかを意識して介入したいと考えている。「患者さんのなりたい自分」を知り、患者さんの意欲を高めることは、残存機能が引き出される。このことから、患者さんの個別性を捉え日々看護を提供していくことが必要であると考える。
個別性のある看護を提供するには、患者さんに意識を向け観察することが必要である。また、入院環境であっても患者さんが今までしてきた習慣や行動を知り、できる限り入院前の生活に近づける援助が個別性であると考える。そして、看護師として疾病や患者の生活背景や習慣を把握し、観察を怠らずに関わり続けていきたい。
一緒にケアを考え、修正していくことで患者さんが主体となり、患者さん自身の満足感や達成感に繋げることができる。
また、自分が得た情報を多職種へ共有し、退院した後の生活にも繋げていけるように、地域連携をしていくことも大切であると考える。
回復期リハビリテーション病棟で多職種が連携し、急性期後の障害の改善と生活の再構築を図り、その人らしく安心安全な生活が続けられるように患者さんの思いを傾聴し受け止める姿勢を持ち、関わり続けていきたい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうでしたでしょうか?
2年間の成長を感じることができますね。
看護観は人それぞれです。私もこの看護観から学ぶことができました。
まとめお疲れさまでした。
メニュー