あすかい病院看護部では、卒後1〜3年目の各研修の最後の課題として、毎年看護観をまとめてもらいます。
自己の看護観をまとめることで、1年間実践してきた看護を振り返り、自己の成長を確認することができるとともに、次年度への課題も見出すことができます。
今回は、地域包括ケア病棟:1年目看護師の看護観の一部をご紹介します。
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私の看護観は『患者の訴えや話を傾聴し思いや願いに寄り添う看護』である。
看護学生の時に受け持った患者さんは、持続的な四肢の感覚障害があったため、痺れの緩和と安楽を図る目的で手浴を行った。その後、患者さんから笑顔で「気持ち良いです。ありがとう」といった発言が聞かれたことを、今でも鮮明に覚えており心に残っている。
入職してからは、目の前の業務に追われ学生の頃のように患者さんとゆっくり関わることが難しく、話しを傾聴したいという気持ちと看護師としての業務を遂行しなければならないという葛藤を抱いている。
患者さんの中には、認知症で夜間に不穏になられる方も多い。さらに、遠慮や心配を掛けたくないという気持ちから自分の思いを表出されない方や、病気により上手に言葉を発することができない方もいる。意思疎通を図ることが難しいからこそ、患者の表情や言動にはその人なりの意味のあることであり、思いがあると考える。高齢だがら、認知症だがら、疾患があるからと決めつけるのではなく、その人の表情や言動の裏に秘められた思いを汲み取り、寄り添う姿勢が患者の思いや願いを知る上で大切であると考える。
「寄り添う」と言うことは簡単でも、実際に寄り添うことは患者の思いを知り、関係性を構築できていなければ難しいと考える。そのため、患者さんの日々の変化に着目し、五感を研ぎ澄ませて観察して、その中で個別性を見つけその人にあった関わりや接し方、距離感を大切にし、しっかりとその人を知っていこうと思う。
そして、多忙な中であっても、できる限り患者さんのもとへ足を運び、思いや願いを傾聴し寄り添い続ける姿勢をこれからも大切にしていきていと思う。
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どうでしたでしょうか?
1年間の成長を感じることができますね。
看護観は人それぞれです。私もこの看護観から学ぶことができました。
まとめお疲れさまでした。
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