緩和ケア病棟でのキラッと看護(ケア)をご紹介します!
その患者さんは、ライフラインに係る仕事をされていました。
そのような関係もあり、もともと防災に関することにも取り組まれていました。
そして、30代の頃、阪神淡路大震災が発生しました。
仕事で復旧現場に立ち会われ、その大変さを痛感し、一層防災への意識が高くなられたとのことでした。
その頃より、防災の市民新聞を読み参加する立場から、自主防災について教える立場になっていったそうです。
そして、緩和ケア病棟に入院されたとき、その防災の知識を医療従事者に伝えたいと希望されました。
そこで、緩和ケア病棟の看護師や医療安全管理室の職員を集めた、防災講演が開かれました。
患者さんはベッドのままでデイルームに来ていただき、防災に関する内容を職員が代わりに読み上げました。
参加した医療従事者にとっては防災の学習になりました。
そして、患者さんにとっては、生きてきた意味を伝える場になったと思います。
双方ともに有意義な時間となり、笑顔があふれる場となりました。
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○2023年度 “キラッと看護” No.8
http://shinwakai-nurse.com/blog/20231016.html