緩和ケア病棟のキラッと看護(ケア)をご紹介します❣
今回は、緩和ケア病棟で勤務する3年目の看護師とある患者さんのお話です。
3年目の看護師がまだ看護学生の頃、老人福祉施設に実習に行った際、ある患者さんを担当させてもらったそうです。
その患者さんは、塗り絵が大好きだったため、実習中一緒に塗り絵をして過ごしたそうです。
実習が終了する際には、お互いが塗った塗り絵と写真を交換してお別れしました。
そして、3年半が過ぎ去った頃、その患者さんが入院されてこられました。
患者さんは、看護師のことを覚えておられ、再開できたことを喜び合ったそうです。
更にお互いが交換していた塗り絵と写真を持参し、3年半ぶりに見せ合うことができました。
患者さんの状態が良い日は、学生の頃のように一緒に塗り絵をすることができ、楽しい穏やかな時間を過ごせました。
病棟ではスタッフで話し合い、患者さんの塗り絵の作品を多くの人に見てもらいたいと考え、患者さんとご家族に許可をいただき、病棟と外来フロアーに展示しました。
看護師として、忘れられない経験となったようです。