こんにちは。 教育担当師長の“こころ”です。
本日は、研修日誌シリーズをご紹介します。
先月行われた卒1研修についてです。
内容は、医療安全と災害医療です。
医療安全では、入職してから経験したアクシデント事例を持ちより、グループワークでその原因や解決策を話し合いました。
卒1生同士でいろいろと話し合うことが出来ていました。ただ、注意が必要なのは、どうしても初期研修生の場合、「忘れずにする事」や「注意する事」といった個人の注意点で終わってしまうことです。人間が行っている以上、いくら注意していても、ミスが起こる可能性は残ります。そのため、個人の反省だけで終わらせず、その出来事から周りの環境や設備的な問題点や改善点を考えられる視点を持てるようになってほしいのです。例えば、輸液ポンプが5種類ある事で、操作が混乱しミスが発生したのであれば、ポンプの種類を1種類に統一するなどの改善の事です。このような視点を現場のスタッフが持てれば、アクシデントは少なくできるはずです。
グループワークでは、教育委員も介入し、アドバイスを行うことで、少しそのような視点が持てたようです。
この学びを現場で活かしていって欲しいものです。
後半は災害医療についてです。災害医療といっても、今回は防火時の対策についてです。すでに夜勤に入り始めている研修生もいるため、夜間に火事が起こった場合、冷静に対応する必要があります。そのため、まず防火マニュアルを読み合わせして、その後各所属病棟に行き、どこに消火器があり、どこに防火扉があるなどを、地図に記入しながら確認してもらいました。普段何気なく通っていた廊下にも、消火器が配置されていることなどに気付けたようです。
入職して5カ月、そろそろ大分疲れがたまってきたころですので、少し休みにリフレッシュでもして、頑張っていってもらいたいものです。
では、また 。
“こころ”