こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。
ずいぶんお久しぶりになってしまいました。
なかなか忙しくて、更新することができずにいました。
その間にも研修はたくさん行われ、ご紹介しなければならない研修が7つもたまってしまいました。
ということで、これから研修日誌シリーズを続けてお送りいたします。
まずは、5月に行った卒1研修「ペーパーぺイシェントを用いた多重課題演習」についてご紹介いたします。
当院の新入職員は、例年5月中旬ごろより、日勤と言われる昼間の業務に関して、徐々に自立してい来ます。つまり、昼間新人看護師が一人で患者様を6名前後受け持ち看護を行っていくのです。もちろん、後ろで先輩看護師がフォローしますが、4月のようにつきっきりではありません。
自立して看護を行うにあたり、卒1生がまず困るのが、業務の組み立てです。受け持った複数名の患者様の業務をどのように組み立てれば、安全に遂行することができるのか、ということがまだ経験の少ない卒1生にはできないのです。そのため、一人では回りきれず、残業が多くなったり、ミスをすることにつながります。
そこで、この研修が役に立ってくるのです。紙面上で7名の患者様を設定し、その情報から、自分だったらどのように業務を組み立て、1日のスケジュールを作成するか。というものを、現場を離れて、ゆっくりと考えるのです。また、グループワークを通してそれぞれの考え方に触れ、自分では考えられていなかった注意点などを学んでいきます。そして、グループごとに発表も行い、教育委員からの助言などももらい、さらに学びを深めていくのです。