『教育担当師長のつぶやき』連載②「教育担当師長の日課2」『教育担当師長のつぶやき』連載②「教育担当師長の日課2」

京なーすちゃん

『教育担当師長のつぶやき』連載②「教育担当師長の日課2」

2009.08.08

こんにちは。
教育担当師長の“こころ”です。

今回のお題は、「教育担当師長の日課2」です。

まず、本題に入る前に、前回お話した「日課1」について、少し追加してお話いたします。
 看護学生の実習は、先日やっと上半期の分が、終了いたしました。皆さん、多くの学びを得てくれたようです。日課である茶話会も継続することが出来ました。ここで、前回以降に行った茶話会でのひとコマを紹介したいと思います。
 ある病棟での実習で、学生は難病を抱える患者様を受け持っていました。その実習の最後の方で、患者様のご家族が帰られた後、患者様と学生のみでお話しする機会があったそうです。そこでは患者様の病気に対する思い・ご家族に対する思いを聞くことができたそうです。話の内容をお伝えすることはできませんが、学生はそのことを茶話会で、話してくれました。そして、その話をしながら学生は少し涙ぐんでいました。
 看護師を長くやっていると、日々のそのような出来事に慣れてしまい、なかなか学生のように思い入れてしまうことが少なくなってきてしまうように思います。その様な時に、学生の純粋な姿を見ると、初心に戻ることができます。「患者様、学生さん、ありがとう。」という思いですね。
 また、下半期も可能な限り茶話会をしていきたいと思います。

では、今回の本題である「日課2」について、お話いたします。
 私は、現在教育担当師長の役割を担っているのですが、それ以外にもう一つの顔(役割)があります。そう・・・、私には裏の顔が・・・、というわけではありません。私は傷や床ずれ、人工肛門などの看護を行う専門の資格(正式名は皮膚・排泄ケア認定看護師と言います)を持っているのです。そのため、出勤し最初に行うことは、褥瘡(床ずれ)患者様の状態確認です。電子カルテで患者様の状態確認を行い、本日回診する方を決め、病棟看護師と患者様のスケジュールに合わせて、回診時間を決定するのです。
 その合間で、教育担当師長のデスクワークを行っています。しかし、腰を据えてデスクワークできるかというと、そうではありません。入院中の患者様に皮膚トラブルが起こったり、褥瘡のある患者様が入院されてこられると、電話が鳴り相談を受け病棟に駆けつけるのです。結構な運動量になっています。
 もしかすると、ここで皆さんは、教育という重大な役割を、認定看護師をやりながら出来るのかと、思われるかもしれませんが、意外と大丈夫なのです。何故なら、当院は過去より教育に関して熱心であり、偉大な3人の前々々任者、前々任者、前任者の方々が、しっかりと教育制度の土台を作ってこられて来たからです。ですから、私はそのレールに乗っかり、あとは少し運転をしたらいいだけだから、何とかやってこれているのです。その3人の先輩に感謝感謝です。また、当院には優秀な教育委員が6人もおり、その人たちが、私をしっかりと支えてくれています。この6人にも感謝です。
 以上のように、いろいろな人に支えてもらいながら、教育担当師長と皮膚・排泄ケア認定看護師という二足のわらじをはき、忙しい日々を送っているのですが、その2つの役割があるからこそできることもあります。
 少しお話が長くなりましたので、この続きは次回にお話ししたいと思います。しばしお待ちください。

では、本日はこれまでで。失礼いたします。

“こころ”

☆今後のブログでは、京都民医連第二中央病院の風景を少しずつご紹介していきたいと思います。題して“第二中央百景”です。第一回は「花畑」です。第二中央のある病棟では、患者様に少しでも気分転換をしていただきたいという思いから、ベランダにお花を植えています。この花をみて患者様が少しでも季節を感じてもらえたらと思います。

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