新連載『教育担当師長の研修日誌』のスタート!
2009.07.25
皆さん、こんにちは。教育担当師長の“こころ”です。
今回は新連載第2弾の『教育担当師長の研修日誌』をスタートさせたいと思います。
では、連載①「当院の教育制度」について簡単にご紹介いたします。
当院に看護師として就職されると、最初の3年間は初期研修期間となります。看護技術や看護倫理などを学ぶと同時に、事例の取り組みを行い発表会を開催します。この3年間で看護師として、民医連で働く社会人としての基礎的知識・態度を身につけるのです。
初期研修期間を頑張って過ごした後は、次に中堅研修が用意されています。中堅研修では、医療安全や医療機器について学ぶ機会を持っています。また、京都の関連病院の対象者が集まり学び合うリーダー研修や実習指導者養成研修なども企画しています。これらの研修を通して、中堅としてリーダーシップや後輩指導ができるように成長していくのです。
中堅を卒業した人にも、役責研修や管理者研修など、多くの自己成長の機会があるのが、当院の特徴と言えます。
以上のように、当院では1年を通して、多くの研修が開催されているのですが、この連載ではその研修一つ一つの様子をご紹介していきたいと思います。
では早速ですが、つい先日実施した卒1研修についてご紹介します。
今年度は卒1研修を11回計画しているのですが、今回は8回目でした。内容は「医療安全・ケースレポートの取り組み・リフレッシュ企画」です。
医療安全では、様々なアクシデント事例について、その原因や対策をグループワークで話し合いました。同じミスを起こさない学びにつながる中身となりました。
ケースレポートの取り組みでは、今年度の一番大きな課題であるケースレポート(気になる患者様についてカンファレンスを開催し、良い看護・介護方法を見つけ出す取り組みをまとめるもの)の進め方についてオリエンテーションを行いました。卒1生はまだどのようにまとめるのか想像できない様子でした。通常の勤務を行いながらまとめるため、大変なのですが、そこから自己成長につながるよう援助していきたいと思います。
リフレッシュ企画では、この4ヶ月間そばで指導して見守ってくれていた指導者からの手紙を卒1生に渡しました。みんな読みながら笑ったり、見せ合ったりと嬉しそうでした。これが職場での良い人間関係につながっていってほしいと思います(今でも良い人間関係ですけど!!)。
以上で卒一研修は終了しました。この学びを明日からの看護に活かしていってもらいたいです。
今回は、これにて終わります。また、色々な連載をスタートさせますので、ご期待下さい。
“こころ”