ナースマンは語る ~私が看護師になったきっかけ~ No1
2009.02.06
私は、6年目の男性看護師です。
今回は、私が看護師になったきっかけを少しお話したいと思います。
ある出会いが、私の人生を大きく変え、今の私があります。
私が看護学校に入ったのは、ちょうど30歳でした。
それまでは、一般企業でサラリーマンをしていました。
経理の仕事をしていて、一日中パソコンの前で伝票や書類と格闘する日々でした。
私が「看護師」という職業を意識するきっかけとなったのは25歳の時でした。
父が狭心症発作で数回目の入院生活を送っていた時、ある男性看護師が父を担当すること
になりました。当時、男性看護師というのはまだまだ少ない存在だったように記憶してい
ます。その時も、「男の人もいるんや・・・。」と不思議に思ったものです。
当時、私はすでに一般企業で働いていましたが、毎日の仕事と看病の生活に疲れ、明日の
見えない落ち込んだ日々を過ごしていました。
というのも、私が21歳の時、両親が相次いで大病に遭遇し、その後数年に闘病生活を送り
ました。経済的理由も含め今後の目途が立たず、大学を休学・中退し、その後数ヶ月間の
空白期間?(その境遇や将来を悲観し、発作的に家出をしました・・・。今思うと恥ずかしい
限りで・・・。)を経て、一般企業に就職しました。
お気楽で気ままな大学生だった自分にとってこの現実は、受け入れがたいものでした。
次回に続く・・・