京都民医連看護部では、2022年度より『看護師キャリア開発ラダー』が導入されました。
元々、京都民医連では、充実した教育制度が構築されており、これまではそれに準じて教育を実施し、各看護師がキャリア開発を行ってきましたが、その教育制度をさらに発展させるために、ラダー制度が導入されました。
その名も「京都民医連看護師キャリア開発ラダー」(KMラダー)です。
KMラダーは、「看護実践能力」のクリニカルラダー部分と、「役割遂行能力」「マネジメント能力」「自己学習・研修能力」のキャリアラダー部分の2つで構成されています。
その目標は、京都民医連の看護が実践できる看護師を育成することです。
京都民医連の看護師に求められる能力は、以下の通りです。
1)専門職業人として
①人権を尊重して患者、利用者の権利の擁護を基本とした対応ができる能力
②対象の個々のニーズに対して、安全で安心できる看護サービスを提供できる能力
③看護の専門的知識・技術を有し、根拠をもち看護ケアを実践できる能力
④医療に従事する多様な専門職と協働し、チーム医療を推進する能力
⑤主体的に学び、研究的視点をもち、新しい看護を創造できる能力
2)組織人として
①病院の理念・方針を理解し、看護職員として病院経営に参画できる能力
②患者・利用者、家族、医療・介護チームメンバーとよい人間関係を築いていく能力
③よい組織づくりを目指し、自ら変革を推進していくことのできる能力
④ともに育ちあう関係づくりができる能力
3)民医連の職員として
①民医連綱領実現に向け、自らも主権者、また共同組織の一員としての自覚をもち、民医連運動やまちづくりを
推進する能力
②医療・福祉をめぐる情勢をつかみ対応できる能力
まだまだ、開始されたばかりですが、今までの教育制度をさらに発展させていけるように取り組んでいきたいと思います。
メニュー