当院が所属する全日本民医連では、“地域の方々の健康増進”や、“民医連の医療・介護・平和活動を拡げる”ことなどを目的に、毎月『いつでも元気』誌を発行しています。
「いつでも元気」は、職員だけではなく、一般の方も購読が可能です。
今回は、「いつでも元気」12月号の中から、興味をもった一部の記事(全ての記事が興味深いですけども・・・)をご紹介します。
紹介「終わりの見えない闘い ―コロナ禍の最前線で― 」
昨年から続く新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの人たちが困難を抱えています。
そのような中で、新型コロナに感染した患者とその濃厚接触者などを確認するとともに、入院や検査の手配を一手に引き受けている保健所の保健師は、一番大きな影響を受けた人たちとも言えるかもしれません。
その実態を集材し、ドキュメンタリー映画が作成されたことが取り上げられていました。
全国にある保健所は、行政改革の名のもとに、もともと852ヵ所あったものが、現在は469ヵ所まで削減されてきました。
そのようなところに新型コロナウイルス感染症が発生し、保健機能の脆弱性が露呈しました。
多くの保健所所属の保健師は、過労死ラインを大きく超える残業を余儀なくされ、退職者も多く出ている現状があります。
そのような状況でも、政府は保健所や病院の削減方針の見直しを考えていない状況に憤りを感じます。
このドキュメンタリー映画をぜひ見たいと思いました。
紹介「時が止まった保育園」
2011年3月11日に発生した東日本大震災、そしてそれと同時に発生した実際と言える福島第一原発事故から10年が経過しました。
いつでも元気では、「あの日から10年」と題してシリーズで、福島で起こったことなどを当事者の視点から記事にされています。
今回は、原発と同じ双葉町内にあった保育園に焦点を当てた記事が掲載されていました。
原発事故でそれまでの日常が壊されたこと、そして今もそれは続いていることなどが報告されており、心が痛むばかりです。
掲載されている園児のかばんの山を見ていると、何とも言えない気持ちになります。
人には扱いきれない原子力・・・、原発の早期廃止を望むばかりです。
『いつでも元気』誌は、毎月発行で、定価は380円です。
ご興味のある方は、当院のまちづくりセンター(075-712-9088)もしくは、看護部(eggnurse@shinwakai-min.jp)へご連絡下さい。
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