緩和ケア病棟では、終末期の患者さんが入院されています。
当院でご主人を見送られたため、自分も同じ病院で最期を迎えたいと願って入院された患者さんがおられました。
スタッフとの会話やおいしいものを食べるのが一番の楽しみで、いつも明るく過ごされていました。
少しずつ状態が悪くなっていくなか、明け方に車椅子でトイレに行ったあと、病棟のデイルームにある水槽を一緒に見に行きました。
昔めだかを飼っていたことがあるというこの方は、水槽の魚を見てとても喜ばれました。
「水槽がもう少し大きかったらいいのに・・」と願われ、大きな水槽とみんなが好きな魚をたくさんを購入するためにと、病院に寄付をしてくださいました。
今は、患者さんに喜んでいただけるよう大きな水槽の設置を検討中で、飼育する魚の種類の希望をスタッフにアンケート調査しているところです。
病棟スタッフ皆で患者さんの願いに寄り添える関わりを続けたいと思います。
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