きっとよくなる。の続きの話 きっとよくなる。の続きの話

京なーすちゃん

きっとよくなる。の続きの話

2016.09.06

こんにちは
認知症看護認定看護師 ぱれっと
です。
少し前、ここで話した患者さんの話。
きっとよくなる
と信じた看護。
その方。歩けるようになりました。
病気の関係で、言葉は出ないけど
こちらが話すことが通じます。
つい先日
病棟ラウンドをしていてその方のベッドサイドへ。
ベッドに横になってられたのですが、えらく下へずれてられて、
あいさつの後、
「○○さん、えらく下にヅレていますよ、もう少し上ですね、ここが枕」
と話すと、一生懸命上に足でけって戻られました。
分かってくださってるんです。
「○○さん、そうです、わかってくださってるんですね、うれしい!」
と伝えると、笑顔。
入院して来られた時は、表情も乏しく
こちらが話しかけていることをじっと聞いている風ではありますが、
目を見開いてみてられる。
そんな人が、言葉でのコミュニケーションはできなくても、
通じている。
これは、本当に看護の力。そう思っています。
そこの病棟の師長さんが「入院した時のまま、何もしなかったらどうなっていた?」
と聞かれました。
認知症があってもなくてもですが、
人間、「通じない」、「わかってもらえない」 ことが続くとあきらめに入ることが多いです。
無表情になり、伝えることをあきらめ、表現しなくなっていく人もいます。
話さないことで 話せなくなり
動かないことで 動けなくなり。
 悪循環です。
だから、紹介したこの方のようにあきらめないで関わることが
こんなにその人の持てる力を引き出した。
すごいことだと思います。
そんなケアを提供できる、うちの看護師さん介護士さんたち誇りに思います

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