京都民医連あすかい病院 看護部サイト

緩和ケア病棟では、色々なグリーフケア（遺族ケア）を実践しています。
そして、グリーフケアの対象には、親を亡くした小さな子供も含まれることがあり、その方々へのケアも重要となってきます。

そこで今回、
①親との死別を経験した子どもが、同じ経験をもつ子どもとのふれあいを通じて、ほっと安心できたり、いつもの友達とは分かち合えない気持ちを共有したりすることができる
②親同士も同じ経験を持つ者で語り合うことができる場を提供する

③親子の触れ合いの場としても活用されるだけでなく、夏休み宿題や持ち帰り食事の提供などにより、養育の負担軽減を促進する
ことを目的に、“あすかいキッズ　夏まつり”を開催しました。

当日は、緩和ケア病棟所属の多職種が中心となり、飾りつけや射的コーナー・わなげ・スーパーボールすくい・ボウリングなどを準備しました。

初めての取り組みということもあり、参加は一組の親子のみとなりましたが、その分色々とお話をすることができました。

参加されたお子さんは終始笑顔で楽しんでくれている様子で、帰りの際にも「また来てね」の声掛けに大きく頷いてくれました。

参加していただいたご家族のグリーフケアだけではなく、企画した職員の癒しにもつながる時間となりました。
今後も継続して開催していきたいと思います。