6月17日、公益社団法人 信和会の看護介護学会(発表会)が開催されました。
2022年5月から、1年間をかけて14の部署・事業所が、看護・介護研究に取り組んできました。
その成果の発表会です。
開催形式は、集合とオンラインのハイブリッド形式です。
集合20名、オンライン30名で、計50名の参加がありました。
最初に、学会の責任者から開会の挨拶があり、その後6分の制限時間を守って各演題が発表されました。
※各演題名は下記をご参照下さい
発表の後は、質疑応答です。それぞれとても興味深い発表であり、会場やオンライン参加者から質問がありました。
演者はそれに対して、回答することができていました。
全ての研究が、部署での看護・介護実践に活かせる内容であり、とても良いものでした。
研究→実践→質向上に、つなげていってほしいと思いました。
全ての発表が終わった後は、法人看護部長から総評がありました。
取り組み内容について、良かった点、改善すべき点など、より研究としての質を向上させるためには、どのようなことに注意すればよいかを、的確に講評してもらえました。
総評でのアドバイスを元に、更に研究を発展させていきたいです。
研究の取り組みはこれで終わりではなく、9月23日に京都民医連全体での発表会が控えています。
あと少し頑張ってもらいたいですね。
演題名は、以下の通りです。
・あすかい病院 北3病棟 「認知症独居患者の退院支援調整~退院支援調整スクリーニングシートを用いて~」
・あすかい病院 北2病棟 「認知症高齢者を通した役割の実践~役割や生きがいを通して自発性の向上を高める~」
・あすかい病院 南3病棟 「緩和ケア病棟入院患者の医療用麻薬に対する思い」
・あすかい病院 南2病棟 「宅願望のある患者にバリデーション療法を使用した結果~患者の気持ちを汲み取る~」
・あすかい病院 外来 「内服管理が困難である独居の外来通院患者の支援について~社会・生活背景を知ったうえでのチーム医療~」
・訪問看護ST たんぽぽ 「在宅看取り期における代理意思決定を行う家族のACPアプローチ」
・訪問看護ST どんぐり 「非がん療養者を在宅で看取る家族の心の変化をサポートする ~一事例で振り返る~」
・訪問看護ST ひまわり 「訪問看護師の遺族ケア・遺族サポートを考える~事例を通してみえたもの~」
・介護医療院 茶山のさと 「人間の生理学的能力を根拠にしたA施設での取り組み~人間の尊重を重視した排泄ケアの在り方を探る~」
・川端診療所 透析センター「透析患者のプロテイン摂取を併用した運動療法の一事例」
・川端診療所 外来 「社会的に孤立する高齢独居者への訪問診療看護師としての介入 ~糖尿病を悪化させないソーシャルサポートの構築~」
・ 洛北診療所 「高齢外来患者に対するフレイル予防の取り組みについて~ラジオ体操再開とコグニサイズの導入をしてみて~」
・ 大宅診療所 「訪問診療開始時の面談で行う意思決定支援~A診療所での実態調査より~」
・ 東山診療所 「在宅看取りに対して揺れ動く家族を支える~外来・訪問診療に関わる看護師の現場から~」
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