地域包括ケア病棟でのキラッと看護(ケア)をご紹介します❣
その患者さんは、疾患の進行により食欲がなくなり、ほとんど何も食べられなくなりました。
それと同時に、こちらからの問いかけに対しても、ほとんど反応されなくなりました。
そのような時、あるきっかけで、その患者さんが、昔、飲食店を経営されていたことを知ることができました。
そこで、主治医とも相談し、今もあるその飲食店から食べ物を取り寄せることとしました。
当日は、ご家族にも同席していただき、昔から何度も味わっていた物を食べてもらいました。
小量しか食べることはできませんでしたが、いつもの病院食とは違う表情を見ることができました。
発語がないため、どのように味を感じられたのかはわかりませんが、いつもよりもこちらからの声掛けに対しての反応が良かったように思われました。
その表情を見て、ご家族も看護師もほっこりする時間を過ごすことができました。
思いの表出がないため明確にはわかりませんが、患者さんにも喜んでもらえたのではないかと思います。
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○2023年度 “キラッと看護” No.1
http://shinwakai-nurse.com/blog/20230429.html