4月4日の午後からラダーⅠ研修を行いました。研修内容は『移乗介助/歩行介助/車椅子での移送』と『食事介助』で、リハ部の新入職員も一緒の合同研修でした。研修目標は、
①患者の状態に合わせた歩行介助、車椅子での移送、移乗介助が分かる
②患者の状態に合わせた食事環境の整備、介助方法、口腔ケア方法が分かる
の上記2つです。
リハ室では理学療法士さんから、ボディメカニクスについて講義をしてもらったあと演習をしました。
ベッドから車椅子へ、車椅子からベッドへ、仙骨座りの修正など、患者役・介助者役の両方を経験しました。
翌日からも必要になるスキルなので、参加者全員が積極的に実践に臨んでいました。
演習後は移乗する前の安全確認や、ノーリフトポリシーについて説明がされました。
言語聴覚士さんからは「摂食嚥下障害と食事介助のポイント」をテーマに講義がありました。
摂食嚥下のしくみや摂食嚥下障害、入院時口腔・摂食嚥下機能アセスメントシート、窒息回避食について…etc
食事介助のポイントとして10か条を分かりやすく教えてもらいました。
口腔ケアはとても大事で、困難であれば言語聴覚士に相談し、チーム医療で関わりましょうとメッセージが伝えられました。
感想一部抜粋
・移乗介助でも、患者それぞれのADLによって留意することや方法など様々であるのだと知り、実際行う際には、基本的技術に基づき、かつ、患者にとって安全安楽である介助を心がけようと考えました。
・ベッドから車椅子に移動の際に、どのように身体を支えるか、どのように声をかけて安心感を与えるかについて学び、患者さんの安全と快適さを保ちながら援助することの大切さを再認識しました。
・実習や学校の演習でもやったことはあったけれど、改めてやってみると起き上がりの動作や移乗の動作が難しく感じました。今回は健康な人で研修をしたけど、実際の看護の現場では、腰が曲がった患者さんや、足も動きずらい患者さん、体格もそれぞれ違う方を対応するので、基本を抑えた上でどんな患者さんでも対応できるようにしていきたいです。
・自身では食事動作を行えない患者さんや、口腔内に溜まっていることを伝えることのできない患者さん、歯の生え具合がそれぞれ違う患者さんなど様々学びました。まずは普段から患者の食事能力や状態を、看護師である私自身がしっかりと捉え、他職種へと繋ぎ、1人1人の食事について話し合い患者の安全な食事を支援していきたいと感じました。
・粥ゼリーは、提供の際の量が多いなと感じていたのですが、実際に食べてみると飲み込むだけでも力がいる感じがして、お腹に溜まりやすく感じました。なので、お粥に味を付けたり、おかずと一緒に食べてもらうなどの工夫が必要だと感じました。
・口腔ケアは患者さんが入院前の生活を送れるようにするための支援の1つだと感じました。食事をするしない関係なく、口腔内の清潔や嚥下力持続の為にもできるだけ実施していきたいと思いました。
これから毎日必要になるスキルや知識ばかりです。
どんどん学んで実践に活かして下さい(*^_^*)
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