6月23日、ラダーⅡ①研修を行いました。
研修内容は『医療安全・災害訓練』
研修目標は、
①医療安全指針の項目や確認方法が分かる
②災害時におけるスタッフの役割と具体的な行動が理解できる。
の上記2つです。
まず医療安全管理室の職員から、医療安全指針、患者誤認防止などの講義がされました。
インシデント事例、エラー防止のための基本的な行動やシステム的対策、またインシデント発生後の対応等などを学びました。ヒューマンエラーは起きてしまうもの。しかし起きてしまうエラーをいかに抑え再発防止を進めていくために何が必要か、エラーが起きる仕組みから丁寧に学びました。
その後、大災害・火災発生時の初期対応やトリアージについての講義がされました。災害発生時の看護師の役割を改めて確認しつつ、マニュアルの確認や意識すべきことについて学びました。講義の中では東日本大震災発生時の石巻赤十字病院の動画も視聴するなど実際災害現場に立ち会ったときにどう行動するのか、シミュレーションをしながら学びを深めました。
~感想一部抜粋~✍
・ミスすることを前提に起きにくくするための対策を考えていくことが大切だということが分かりました。状況把握といいながらも犯人探しをしていると思っていましたが、本来はそういうものでは無いので、自分と他の職員のミスを減らすためにもレポートの提出と確認をしていきたいと思いました。
・どんな時でも、ダブルチェックと指差呼称、誤認予防に努め、患者だけでなく自分自身を守るためにも日々、意識して取り組みたいと思います。
・医療行為により人の命を奪うこともある事をあらためて確認した。責任を持って分からないことが少しでもあるなら先輩に聞いて正確に行いたい。
・他院での災害対策の素早さに驚きました。実際に火災が起きた時のシミュレーションを考えましたが、どう考えてもスムーズに避難できる気がしないので日々のイメージが大切だと再確認できた。
・災害対策について普段考える機会がなく、これを機にシミュレーションができてよかったです。
・患者の状態把握と通路の把握、優先順位が大切であると学ぶ事ができた。
・病棟の患者の情報をより詳しく知っているのは病棟の看護師なので消防隊などにADLを伝えて速やかな避難ができるようにしたい。
医療安全は日々の看護に欠かせない視点です。
また災害リスクが高まる昨今、実際に起きた時にどう行動すればよいか普段から学び考えておくことの重要性を実感したのではないでしょうか。今回身に着けた学びを今後もどんどん生かしてください。(*^-^*)
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